いぼ(尋常性疣贅)|稲沢市の一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|ほり皮フ科クリニック

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いぼ(尋常性疣贅)

いぼ(尋常性疣贅)|稲沢市の一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|ほり皮フ科クリニック

尋常性疣贅とは

尋常性疣贅とは

尋常性疣贅は、一般に「いぼ」と呼ばれることの多い皮膚疾患で、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって生じます。小児から成人まで幅広い年代にみられ、特に手指や足の裏に多く発生します。
良性の皮膚病変ですが、放置すると数が増えたり、他の部位に広がったりすることがあります。また、足底では歩行時の痛みの原因となることもあり、日常生活に支障をきたす場合があります。早期に適切な診断と治療を行うことが大切です。

尋常性疣贅の原因

尋常性疣贅は、皮膚にできた小さな傷や摩擦部位からHPVが侵入し、皮膚の基底細胞に感染することで発症します。
特に、

  • 手指や足裏
  • 乾燥やささくれのある部位
  • よく触れたり圧がかかる場所

にできやすい傾向があります。
ウイルス感染による疾患のため、自分の体の別の部位に広がる(自己接種)ことや、まれに家族内でうつることもあります。

尋常性疣贅の主な症状

  • 皮膚が硬く盛り上がったできもの
  • 表面が白くザラザラしている
  • 点状の黒い点(毛細血管の血栓)がみえることがある
  • 足の裏では、歩くと痛む

足底疣贅はタコやウオノメと見た目が似ているため、自己判断が難しいことも多く、皮膚科での診断が重要です。

検査・診断

尋常性疣贅の診断は、視診・触診を中心とした臨床診断が基本です。必要に応じて、ダーモスコピー(拡大鏡)を用いて血管構造や角質の状態を確認し、他の疾患との鑑別を行います。

「いぼ」と呼ばれるが、尋常性疣贅ではない他の疾患

青年性扁平疣贅

思春期以降に多く、顔や手の甲にできる平らないぼです。多数出現することもあります。

伝染性軟属腫
(みずいぼ)

主に小児にみられるウイルス性疾患で、光沢のある小さな丘疹が特徴です。皮膚接触やプールなどを介して広がることがあります。

老人性疣贅
(脂漏性角化症)

加齢に伴って生じる良性腫瘍で、ウイルス感染とは無関係です。茶色〜黒色の盛り上がりを呈します。

治療

日本皮膚科学会のガイドラインでは、液体窒素療法(凍結療法)、サリチル酸外用が推奨度Aとなっています。ただし、いぼの大きさや部位、年齢、痛みへの耐性などを考慮し、治療法を選択します。

液体窒素療法
(凍結療法)

マイナス196°Cの液体窒素を用いていぼを凍結し、ウイルス感染細胞の破壊と免疫反応の活性化を促します。

  • 1~2週間に1回の通院治療が一般的
  • 小児から成人まで幅広く適応
  • 一定期間、継続治療が必要となることがあります

治療時に痛みを伴うことがありますが、効果と安全性が確立された治療法です。

外用療法
(サリチル酸外用など)

角質を軟らかくし、いぼを徐々に小さくする治療です。液体窒素療法と併用することで、治療効果が高まることがあります。

削り処置

いぼの表面に厚くなった角質をメスなどで慎重に削り取る処置です。ウイルスが存在する表皮を浅く処理することで、いぼの状態を評価しやすくし、その後の治療効果を高める目的で行われます。いぼの深さや部位によっては軽い痛みや出血を伴うことがあります。

漢方治療
(ヨクイニン)

免疫機能の調整作用が期待され、補助的治療として用いられることがあります。単独での効果には個人差があり、外用治療と併用されます。

切除

長期間治療を続けても改善が乏しい場合には、局所麻酔下で電気メスやCO2レーザーを用いていぼを切除することもあります。

再発・拡大を防ぐために

  • ささくれや小さな傷を放置しない
  • いぼを触ったり削ったりしない
  • タオルや爪切りの共用を避ける

最後に

当院では、患者様の年齢や症状、生活背景を考慮し、痛みに配慮しながら、ガイドラインに基づいた治療を行っています。
「なかなか治らない」「足の裏が痛い」「子供の治療が不安」といった場合も、お気軽にご相談ください。

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