口唇・陰部ヘルペス|稲沢市の一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|ほり皮フ科クリニック

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口唇・陰部ヘルペス

口唇・陰部ヘルペス|稲沢市の一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|ほり皮フ科クリニック

ヘルペスとは

ヘルペスとは

ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV)によって起こる感染症で、唇や陰部などに小さな水ぶくれ(水疱)が多発する病気です。
主に以下の2種類があります。

  • HSV-1(1型):主に唇の周囲や口の中、目(角膜)など、顔を中心とした部位に症状が出ることが多い
  • HSV-2(2型):主に性器や陰部、おしりなど下半身に症状が出ることが多い

いずれのタイプも、一度感染するとウイルスは体内の神経に潜伏し、体調不良などをきっかけに再発を繰り返すことが特徴です。

口唇ヘルペス・陰部ヘルペスの原因

口唇ヘルペス・陰部ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)への感染によって発症します。
一度感染するとウイルスは体内に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化することで症状が現れます。

主な感染経路

  • 口唇ヘルペス:キス、食器やタオルの共有
  • 陰部ヘルペス:性行為(オーラルセックスを含む)

症状が出ていない時でも、ウイルスが少量排出される「無症候性排出」があるため、感染を完全に防ぐことは難しいとされています。
再活性化の主なきっかけとして、以下が挙げられます。

  • 免疫力の低下
  • 疲労、ストレス、睡眠不足、発熱、風邪などにより免疫力が低下すると、症状が出やすくなります。
  • 紫外線や体調変化
  • 強い日差し、日焼け、ホルモンバランスの変化、月経前後なども発症の引き金になります。
  • 皮膚・粘膜への刺激
  • 傷、乾燥、摩擦などにより皮膚のバリア機能が低下すると、症状が出やすくなります。

ヘルペスは誰にでも起こり得る身近な感染症で、再発を繰り返す方も少なくありません。原因を理解し、体調管理と早期治療を行うことが大切です。

口唇ヘルペスの症状

幼少期に初感染した場合は、気がつかないほど軽度なことがほとんどです。一方、大人になってから初感染した場合、高熱などの全身症状を伴い、重症化しやすいと言われています。

  • 唇や口の周囲のピリピリ・ムズムズした違和感
  • 小さな水ぶくれ(疱疹)
  • 痛み、かゆみ、赤み

発症前に「ムズムズする」「熱っぽい感じがする」といった前駆症状が現れることが多く、早期治療により症状を軽くすることができます。

陰部ヘルペスの症状

陰部ヘルペスは、デリケートゾーンに強い痛みを伴う水ぶくれや潰瘍ができるのが特徴です。
以下のような症状を伴うことがあります。

  • 強い痛み、灼熱感
  • 排尿時の痛み
  • 発熱や全身のだるさ(初感染時に多い)
  • 陰部の腫れや違和感

「性病ではないか」と不安になる方も多い疾患です。当院ではプライバシーに十分配慮した診療を行っていますので、安心してご相談ください。
再発時は初感染時より症状が軽いこともありますが、放置すると痛みが長引いたり、日常生活に支障をきたすことがあります。
また、水ぶくれがある間は他人にうつす可能性があるため、自己判断で様子を見ず、早めの受診が大切です。違和感や初期症状の段階でも、お気軽にご相談ください。

検査・診断

ヘルペスの症状がそろっている方は検査を行わずに診断・治療を開始することも少なくありません。当院では確定診断が必要な場合には、細胞診、抗原検査、必要に応じて血液検査などを行います。

治療

抗ウイルス薬内服

症状が中等度以上の場合や陰部ヘルペスの場合は、抗ウイルス薬内服薬(ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルなど)を投与します。発症早期の治療が最も効果的ですので、気になる症状があれば早めに受診してください。なお、腎臓のご病気がある方では用量調整が必要な場合があります。

抗ウイルス薬外用

軽症の口唇ヘルペスや、内服治療の補助として抗ウイルス薬外用薬(ゾビラックス軟膏、アラセナA軟膏など)が使用されます。

PIT(Patient-Initiated Therapy:患者主導型治療)療法

口唇・性器ヘルペスの前駆症状が生じた時に、患者様の判断で薬を服用する治療法です。

  • ピリピリする
  • ムズムズする
  • 熱っぽい感じがする

といった前駆症状が出た段階で、あらかじめ処方されている抗ウイルス薬(ファムビルまたはアメナリーフ)をすぐに内服します。ヘルペスウイルスは症状が出る前から増殖を始めているため、水ぶくれが出てからクリニックに来て治療するより、出る前や出始めで治療する方が効果的です。PIT療法により、症状が出ない、または軽く済む、治るまでの期間が短くなるといったメリットがあります。単純ヘルペスの再発を繰り返している方、前駆症状を自分で正確に判断できる方が対象になります。薬はPIT用として事前に処方し、直射日光を避け、初期症状に備えて携帯していただきます。

再発抑制療法

抗ウイルス薬(バルトレックスまたはゾビラックス)を長期間(通常1年程度)、毎日少量内服することで、性器ヘルペスの再発そのものを起こりにくくする治療法です。再発抑制療法を行うことで、以下の効果が期待できます。

  • 再発回数を大幅に減らす
  • 再発しても症状が軽くなる
  • 痛みや不快感による日常生活への影響を軽減
  • パートナーへの感染リスクを低下させる

特に、再発頻度が高い方や、再発への不安が強い方にとって、
身体的・精神的負担を軽くできる治療法です。年6回以上性器ヘルペスを再発している方が対象となります。

当院からのメッセージ

口唇ヘルペス・陰部ヘルペスは、決して珍しい病気ではありません。
「恥ずかしい」「相談しづらい」と我慢せず、早めの受診が症状の軽減と再発予防につながります。
当院では、患者様に寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう丁寧にサポートいたします。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

Q&A

ヘルペスは完治しますか?
ヘルペスウイルスは一度感染すると神経に潜伏するため、体内から完全に排除することはできません。しかし、適切な治療により症状を早く改善し、再発の頻度を抑えることは可能です。
パートナーに感染しますか?

ヘルペスは接触により感染します。症状がある時期の接触は特に注意が必要です。

症状がなくてもウイルスが排出されることがあるため、避妊具の使用は感染予防の一助となります。

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