汗疱|稲沢市の一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|ほり皮フ科クリニック

〒492-8261 愛知県稲沢市重本1丁目58
TEL.0587-22-1108
ヘッダー画像

汗疱

汗疱|稲沢市の一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|ほり皮フ科クリニック

汗疱(かんぽう)とは

汗疱とは

汗疱(かんぽう)は、手のひらや足の裏、指の側面などに小さな水ぶくれ(小水疱)が繰り返しできる皮膚疾患です。正式には「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」と呼ばれることもあります。
特に季節の変わり目や汗をかきやすい時期に悪化しやすく、強いかゆみを伴うことがあります。症状を繰り返すことで、皮むけやひび割れを起こし、日常生活に支障をきたすこともあります。

汗疱の原因

汗疱の原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因が関与すると考えられています。

汗・蒸れ

汗をかきやすい環境や、長時間の手袋使用、靴による蒸れなどで悪化しやすくなります。

金属アレルギー

ニッケル、コバルトなどの金属アレルギーが関係する場合があります。アクセサリーや歯科金属との関連が疑われることもあります。

アトピー素因・敏感肌

アトピー性皮膚炎のある方や、皮膚のバリア機能が低下している方では発症しやすい傾向があります。

ストレス・疲労

精神的ストレスや睡眠不足などをきっかけに悪化することがあります。

真菌(白癬)との関連

白癬(水虫)に伴う反応として出てくることがあります。

汗疱の主な症状

  • 指の側面や手のひらに小さな水ぶくれができる
  • 強いかゆみ、ピリピリ感
  • 水ぶくれが乾燥して皮がむける
  • 赤みや湿疹を伴う
  • 繰り返し再発する
  • 悪化するとひび割れや痛みが出る

症状は手だけでなく、足の裏や足指に出ることもあります。

検査・診断

汗疱は他の皮膚疾患(手湿疹、白癬、接触皮膚炎)と似ていることがあり、正確な診断が重要です。診察では症状の出方や生活環境を確認し、必要に応じて検査を行います。

顕微鏡検査(KOH法)

水虫との鑑別のため、皮膚の一部を採取して真菌の有無を確認します。陽性の場合はまず水虫の治療を行います。

パッチテスト

金属や化学物質によるアレルギーが疑われる場合に行います。

治療

ステロイド外用薬

炎症やかゆみを抑えるため、症状に応じた強さの外用薬を使用します。

保湿剤

乾燥や皮膚バリア機能低下を改善するために使用します。

抗ヒスタミン薬内服

かゆみが強い場合には抗ヒスタミン薬を併用することがあります。

悪化因子を避ける
  • 汗をかいたらこまめに拭く
  • 通気性の良い靴や靴下を選ぶ
  • 刺激の強い洗剤やアルコール消毒、熱いお湯を避ける
  • 金属アレルギーがある場合は原因金属を回避する
  • 十分は睡眠とストレス管理を心がける

汗疱は適切な治療とスキンケアによって改善が期待できます。繰り返す手荒れや水ぶくれでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

汗疱は汗が原因なのですか?

汗疱という名前ですが、「汗の出口が詰まること」が直接の原因とは限りません。
汗や蒸れによって悪化しやすい一方で、体質、皮膚バリア機能低下、金属アレルギー、ストレスなど複数の要因が関係していると考えられています。

汗疱はうつりますか?

汗疱そのものは感染症ではないため、人にうつることはありません。
ただし、水虫(白癬)が似た症状を起こすことがあり、その場合は感染性があります。当院では必要に応じて真菌検査を行い、適切に診断します。

汗疱は繰り返しますか?

汗疱は再発を繰り返しやすい疾患です。
特に季節の変わり目、汗をかきやすい時期、ストレスや手荒れが続く時などに悪化することがあります。

症状が落ち着いている時期も、保湿や刺激回避などのスキンケアを継続することが再発予防につながります。

参考文献

Lofgren SM, Warshaw EM.
Dyshidrosis: Epidemiology, Clinical Characteristics, and Therapy.
Dermatitis. 2006;17(4):165-181.

TOPへ